チラシなどで商品などと一緒に表示する「価格」のレイアウトを簡単に整えてみます。

たとえばこのような価格表示をしてみようと思います。
同じフォント数で文字を打ってみました。

そのままだと少し価格がわかりにくいのでレイアウトを整えます。

ざっくり上のようなレイアウトにしてみようと思います。

円のフォント数を小さくします。
フォントを小さくすると文字の下部が数字をずれてしまうのでベースラインシフトの数値を変更して揃えます。

税別の文字を割注にしました。
文字パレットの右上をクリックすると「割注」を選べます。
※割注は円に対して右側に小さく表示されます。割注はルビなどを付けるときにつかったりします。

カッコ内の税込み価格は改行します。

税込価格は小さめのフォント数に調整します。
とりあえずレイアウトが整いました。
※文字と文字の間が空いたように見える箇所は文字間を詰めて調整しましょう。

アピアランスを確認します。
文字の項目をクリックします。

文字内の塗りと線を無しにします。

アピアランスパネルに塗りを追加します。
すると、塗りと線が追加されます。
線をドラッグして順序を入れ替え、塗りが上、線が下になるようにします。
※文字ではなく新規のアピアランスで塗りや線の色を付けるのは、後々違う色に変更するときに楽なのでそうしました。
今回は塗りを黄色、線を黒色にしました。

価格を見ると「税別」や「税込」の文字に付いている線の角が尖っています。
きれいになるように線パレットの「先端」を丸型先端、「角の形状」をラウンド結合にします。

線が丸まったので輪郭がきれいになりました。
これで一応完成です。
しかし、価格などは繰り返し使うことが多いので、使いやすいようにシンボルに登録しておきます。

シンボルパレットの右上をクリック。
新規シンボルを選びます。

OKします。

シンボルパレットに新規シンボルが追加されました。
それと同時に今まで扱っていた価格がシンボルのインスタンスになりました。
シンボルにすると複数価格を追加するときに便利です。
ためしにシンボルパレットから価格を追加してみます。

シンボルパレットからドラッグするだけで同じ文字を置くことができます。
これを繰り返します。

複数の同じデザインの価格を置くことができました。
ただ、現在の価格はあくまでシンボルのインスタンスなので文字を変更するときにシンボルのリンクを解除する必要があります。

価格の文字を右クリックして「シンボルへのリンクを解除」をクリック。

文字を変更できるようになりました。
今回、価格のレイアウトとシンボルの利用をしてみました。
レイアウトは他にもいろいろな方法があると思いますが基本的に価格を目立たせて、補足情報は小さくします。
シンボルは同じ文字で同じデザインを多様する場合に便利です。
シンボル以外にもグラフィックスタイルに登録する方法もありますが、価格のようにある程度内容が同じと想定できるものはシンボルのほうが便利かもしれません。
次回は商品価格に商品番号を付けてみます。
商品番号の背景に長方形を作り、番号の桁数が増えたり減ったりしても自動的に長方形の幅が変更されるようにしたいと思います。
次回記事:自動的に伸びる長方形で商品番号を作成する
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