今回は同心円グリッドツールを使用してオブジェクトの分割に使用してみます。
同心円グリッドツールとは?
同心円は同じ中心を持つ円のことです。
つまり、
このような円が同心円ということになる。
グリッドは格子状の罫線です。
つまり同心円グリッドは、同じ中心を持つ円にグリッドが付いたものになります。
では、実際に同心円グリッドツールを使用してみます。
ツールパネルの右側上から4番めに同心円グリッドツールがあります。
ツールパネル上の同心円グリッドツールのある場所は、直線ツール、円弧ツール、スパイラルツール、長方形グリッドツールと同じ場所となります。もし同心円グリッドツールになってない場合は長押しして「同心円グリッドツール」を選んで切り替えます。
同心円グリッドツールで画面上をドラッグしてみましょう。
すると画面上に同心円グリッドが作成されます。
同心円(同じ中心を持つ円)に複数の線(グリッド)があることがわかります。
ちなみにツールパネル上の同心円グリッドツールをダブルクリック(もしくは画面をクリック)すると「同心円グリッドツールオプション」が表示されて詳細な設定をすることが出来ます。
作成した同心円グリッドを試しにグループ解除してみました。
同心円グリッド自体は「複数の円」+「複数の直線」をグループ化したシンプルな図形であることがわかります。
シンプルなオブジェクトなのでいろいろ使い勝手は良さそうです。
同心円グリッドツールで六角形を分割する
同心円グリッドツールを使用して他のオブジェクトを分割してみます。
まず分割させたいオブジェクトとして今回は六角形を作成してみようと思います。
ツールパネルで多角形ツールを選びます。(長押しで切り替えできます)
多角形ツールで画面上をクリックすると、多角形のダイアログが表示されます。
辺の数を6にしてOKします。
六角形のオブジェクトが作成されました。
次に同心円グリッドツールをダブルクリック、オプション画面で数値を入力します。
「同心円の分割」の線数を0、「円弧の分割」の線数を6にします。
同心円グリッドが作成されました。
同心円グリッドをグループ解除します。
円とグリッドに分かれるので今回はグリッドのみを使用します。
六角形とグリッドを両方選択します。
整列パレットで「選択範囲に整列」に切り替えてから、「水平方向中央に整列」して「垂直方向中央に整列」をします。
オブジェクトが中心に揃いました。
両方オブジェクトを選択状態でパスファインダのパネルで「分割」をします。
六角形が分割されました。
六角形をグループ解除してみると分割されていることがわかります。
同じ形で六角形を分割することができました。
このように同心円グリッドツールを使用すると簡単にオブジェクトを均等に分割することが可能です。
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