透明オブジェクトが重なった部分の色を保ったまま通常(不透明)にする

オブジェクト同士が重なってる場合に前面オブジェクトを透明にすると、重なった部分の塗りの色が透けて変化します。

透明部分を分割・統合して(不透明にしても)この重なった部分の塗りの色を保つ方法を紹介します。

乗算を使用してみる

2つのオブジェクト

このような2つのオブジェクトを作成しました。

透明パレットの乗算

前面の黄緑色のオブジェクトを選択して透明パレットを乗算にしてみます。

すると重なった部分だけ違った色になります。

不透明度を下げる

今度は不透明度を下げてみます。

不透明度を下げるという事は、下げるほど透明になるということです。

不透明度を下げる

試しに黄緑色のオブジェクトの不透明度を70%にしました。

オブジェクトの色が薄くなっていることがわかります。

透明になっているので背面になにかオブジェクトがあると透けて見えるようになります。

透明部分を分割・統合する

黄緑色のオブジェクトを選択して「透明部分を分割・統合」をします。

片方のオブジェクトの透明部分を分割・統合

「オブジェクト」→「透明部分を分割・統合」をクリックします。

OK

細かい設定ができるのですが今回はそのままOKします。

通常で不透明度100%

黄緑色のオブジェクトが通常のオブジェクトになりました。

カラーパレットを見ると薄い黄緑色になっていることがわかります。

そして透明パレットは「通常」で「不透明度」は100%となります。

つまり、透明ではなくなったのですが透明だった時の塗りの色を保っています。

しかし、重なった部分の色の違いが無くなってしまいました。

今度は重なった部分の色がそのまま残るようにしてみようと思います。

重なった部分の塗りの色も保ったまま透明を分割する

今度は透明部分を分割・統合した時に、オブジェクトの重なり合った部分の色がそのままになるようにしてみます。

両方を選択して透明部分を分割・統合

オブジェクトを2つとも選択して「透明部分を分割・統合」します。

重なった部分の色はそのまま

すると見た目の色は変化していないのですが、透明パレットを見ると通常かつ不透明度が100%になっていることが確認できます。

グループ解除

オブジェクトはグループ化されているのでグループを解除してみます。

するとそれぞれの色の違う部分でオブジェクトが別々になっていることがわかります。

このように、「透明部分を分割・統合」を使用すると透明を使用していた時の見た目を保ちつつ不透明度100%のオブジェクトに変換することができて大変便利です。

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