今回はオブジェクトを数値通り正確に配置してみようと思います。
まずオブジェクトを選択した状態で変形パネルを見てみましょう。

変形パネルはオブジェクトに対して様々な変形ができるパネルですがオブジェクトの位置を正確に指定することも出来ます。
X軸の数値を入力する
パネルの「X」と「Y」の項目に数値が表示されています。
「X」はアートボードの左端から右方向へオブジェクトまでの距離、「Y」はアートボードの上部から下方向のオブジェクトまでの距離となっています。

オブジェクトを選択した状態でXの数値を10mmにしてEnterしました。
するとオブジェクトの位置が変わります。

確認してみるとアートボード左端からオブジェクトの中央までの距離が10mmピッタリになっていることがわかります。
Y軸の数値を入力する
では、今度はYに数値入力してみます。Yに50mmを入力してEnterします。

数値どおりアートボードの上側から下方向に50mmの位置がオブジェクトの中央となりました。
このように数値通りの位置にオブジェクトを配置することができます。
オブジェクトの基準を変更する
先程はオブジェクトの中心が基準となっていました。
基準は変更することができ、オブジェクトの左上、上部中央、右上、左側中央、中心、右側中央、左下、下部中央、右下にすることができます。

基準を変えるには変形パネル左上にあるマークの点を別の点に切り替えます。
マークを見ると現在真ん中に点がある事が確認できます。
試しに左上をクリックして基準を左上に切り替えます。

基準を切り替えるとXとYの数値が左上基準の数値に変わります。
数値を入力します。
Xに20mm、Yに10mmを入力しました。

オブジェクトの位置が変更されました。
アートボードからオブジェクトの左上までの距離で配置されています。
ちなみに左上を基準にしてXを0mm、Yを0mmにすることでアートボードの左上にピッタリオブジェクトの左上を揃えることができます。
マイナス数値を入力する
数値にはマイナスも使用できます。

試しにXに-20mmを入力してみます。
X軸は本来アートボード左端から右方向への距離でしたが、マイナス数値にすることで左方向への距離にすることができます。
以上です。
オブジェクトを正確に配置したいときに便利ですね。
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