以前テンプレートを反映させた新規ファイルを作成する方法を掲載しました。
今回は、テンプレートを自作して保存し、そのテンプレートを反映させた新規ファイルを作成しようと思います。
テンプレートの元になるファイルを作成
まずは、Illustratorでテンプレートのもとになるファイルを作成します。
テンプレートは何度も使用する前提で作成するものなのでできるだけ必要最小限にしたほうがいいかと思います。
不必要なものを含んでいると使用するたびに削除する手間がかかり大変面倒になります。
今回は以下のように作成しました。
80mm×80mmの正方形のトンボ付き、水色の塗りたしを作りました。
このファイルをテンプレート化して必要に応じて呼び出せるようにします。
とりあえず、このファイルには「正方形80_80.ai」という名前で保存しました。
ではこのファイルをテンプレートとして保存してみましょう。
テンプレートを保存する
Illustratorの上部メニューから「ファイル」→「テンプレートとして保存」を選びます。
保存先としてテンプレートフォルダが開きます。
できれば、自作したテンプレートはフォルダ分けして分かりやすくしておきたいので新規のフォルダを作成しておきます。
テンプレートフォルダ内を右クリックして新規フォルダを作成します。
新規フォルダに自分で分かりやすいような名前をつけておきます。
ここでは「自作テンプレート」というフォルダ名を付けてみました。
フォルダをダブルクリックで開きファイルを保存します。
※ちなみに保存するファイルの拡張子が.aiから.aitになっています。.aitはテンプレート用ファイルの拡張子なので気にせず保存します。
これでテンプレートの保存が完了しました。
とりあえずファイルを閉じて今度はテンプレートをもとに新規ファイルを作成してみようと思います。
テンプレートから新規ファイルを作成する
今度はテンプレートを利用した新規ファイルを作成してみようと思います。
上部メニューの「ファイル」→「テンプレートから新規」を選びます。
※いつもは「新規」でファイルを作成しますが今回は「テンプレートから新規」で作成します。
テンプレート用フォルダが開きます。
先程作成した「自作テンプレート」フォルダをダブルクリックして開きます。
フォルダ内に先程作成した「正方形80_80.ait」のテンプレートファイルがあるのでクリックして選択して「新規」をクリックします。
新規ファイルが作成できました。
ファイル内容を見るとテンプレートの内容が反映された状態のファイルであることがわかります。
こちらのファイルを保存すると、今度はテンプレート用の.aitではなく通常のaiファイルとして保存できます。
よく使用するデザインはサイズはテンプレートとして保存することで、作業を少なくすることができるので大変便利ですね。
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