パターンスウォッチの模様をアウトライン化したオブジェクトにする

以前「パターンスウォッチをアウトライン化する方法」を掲載しましたがバージョンが8や9の頃だったので今回IllustratorCCの方法を紹介します。

パターンスウォッチの模様をアウトラインのオブジェクトにする

四角にパターンスウォッチで模様を付けてみました。

パターンスウォッチで模様をつけた正方形

このオブジェクトを選択した状態で上部メニューから「オブジェクト」→「分割・拡張」をクリックします。

分割・拡張

分割・拡張のダイアログが表示されます。「塗り」にチェックが入っていると思います。

そのまま「OK」をクリックします。

分割・拡張をOK

分割・拡張されました。画面上のオブジェクトは見た目には変化が無いですがそれでOKです。

正方形

オブジェクトを選択した状態で「パスファインダ」のパレットの「合流」をクリックします。

パスファインダの合流

完成です。

パターンがアウトライン化された

透明効果の入ったパターンスウォッチをアウトライン化されたオブジェクトにする

透明効果の入ったオブジェクトの場合、先ほどの方法だと色が変ってしまう場合があります。
例えば下のようなオブジェクトを作成します。

透明部分のあるパターンスウォッチの正方形

オブジェクトにはパターンスウォッチを使用しているのですが、模様に透明部分があります。

この場合、「分割・拡張」では無く「透明部分を分割・統合」を使います。

透明部分を分割・統合

ダイアログが表示され、詳細な設定ができます。(どれぐらい詳細にするかなど設定できますが、ここでは割愛します。)

透明部分を分割・統合のダイアログ

「OK」します。前回同様、見た目に変化はありません。

そして前回同様、パスファインダの「合流」をします。

パスファインダの合流

出来上がりました。

透明部分のあるパターンのアウトライン化

作業前のオブジェクトと比べても模様はほぼ変わりありません。

元の四角との比較

※ちなみに、この透明部分のあるパターンスウォッチを「透明部分を分割・統合」では無く、「分割・拡張」してパスファインダ「合流」をするとどうなるか試してみます。

分割・拡張の場合の四角の比較

元の模様が右側で、作業後が左側になります。
パターンスウォッチの模様が変ってしまいました。

今回はパターンスウォッチの柄の部分をアウトライン化されたオブジェクトに変えてみました。

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