イラストレーターで矢印を作る【Illustrator CC】

以前Illustrator8や9のバージョンの頃「イラストレーターで矢印をつくる」という記事を書いたのですがIllustrator CC2015では、過去記事に掲載した「フィルタ」から・・・・という方法は使用できません。(フィルタ自体CS4から廃止されています。)

ということで今回新たにIllustrator CC 2015で矢印を作成する方法を紹介します。

追記

新たに「矢印を作る5つの方法」を投稿しました。

矢印を作る方法をいろいろ考えてみる【Illustrator CC2017】

自作で矢印を作成する場合などを紹介しています。

という事で今回はIllustratorCC2015で矢印を作ってみようと思います。


Illustrator CCで矢印を作る

まず、ペンツールでパスを引きます。(クリックしてShiftを押しながらもう一度クリックで真っ直ぐなパスが引けます)

ペンツールとパス

ここで線パレットを確認します。

線パレット

上の線パレットはオプションが表示されている状態なので良いのですが、オプション部分が非表示で下の様になっている場合もあります。

線10pt

その場合は、パレットの右上をクリックすると「オプションを表示」と表示されるのでクリックします。

線パレットのオプション

すると、隠れていたパレット最下部の項目も表示されるようになります。

線パレットのオプション部分表示

パスを選択します。

選択されたパス

パスを選択したら、線パレットの下の方に「矢印」という項目があります。
矢印の右側の▼をクリックしましょう。

線パレットの矢印の項目

▼をクリックすると、様々な形の矢印が表示されます。(右側にスライダがあるのでスクロールしてみると他の種類の矢印も表示されます。)

矢印の種類

矢印を選んでクリックします。今回は「矢印2」を選んでみました。

矢印2

完成です。パスが矢印になりました。

矢印を逆方向に作成する

線パレットには「矢印マーク」が2つあります。左側はパスの左側線端、右側はパスの右側線端に対応しています。なので、右側を矢印にするとパスの右端が矢印になります。

線パレットの右側の矢印

ちなみに矢印の方向を変更する場合は、「矢印の始点と終点を入れ替え」という簡単な方法があります。

矢印の始点と終点を入れ替え

クリックすると、

逆向きの矢印

パレットの矢印マークが左右入れ替わり、パスを見ると矢印の方向が切り替わっている事がわかります。

ちなみに、パレットの矢印の設定を両方矢印にすると、パスも両端が矢印になります。

両端が矢印のパス

破線の矢印にする

パスを破線にすると下のような矢印も作れます。破線にチェックを入れてみましょう。

破線の矢印

矢印を大きくする

矢印の部分(線端の三角の部分)だけ大きくする事もできます。
パレットの「倍率」の項目の数値を変更します。(現在は100%になっています。)

倍率

今回、左方向の矢印なので左側の「倍率」を200%にしてみました。

先端の大きい矢印

矢印の線端部分だけ大きくなりました。

矢印の先端の位置について

矢印の線端をどの位置にするかの設定も可能です。
現在は、「矢の線端をパスの終点に配置」にしていますが、「矢の線端をパスの終点から配置」にする事も可能です。

●「矢の線端をパスの終点に配置」の場合

矢の線端がパスの終点

●「矢の線端をパスの終点から配置」

矢の線端がパスの終点

このように「パスの先端=矢印の先端」にするか、「パスの先端=矢印の後ろ」にするかの違いになります。
そのため、パスの長さは変わらないのですがどちらの設定にするかで全体の長さは変わります。

矢印の比較

この様にIllustratorCCでは簡単にパスを矢印することができます。

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