今回はレイヤーついての説明です。
レイヤーとは?
Illustartorにはレイヤーという機能があります。
まずレイヤーとは何でしょう?
レイヤーは階層という意味で、アニメのセルを重ねたようなイメージを持つとわかりやすいかもしれません。
Illustratorの画面上で、配置されているオブジェクトはどれぞれレイヤーに属しています。
レイヤーのパレットを見ると現在存在するレイヤーを確認する事ができます。
例えば、画面上にこのようなオブジェクが配置されています。

一見複数のオブジェクトが同じレイヤーに配置されている様に見えても、別々のレイヤーのオブジェクトが混ざり合っていたりします。
レイヤーパレットを見てみましょう。

現在レイヤーは2つあります。上の階層のレイヤー(レイヤー2)と下の階層のレイヤー(レイヤー1)がある事が確認できます。(レイヤーは最低1つあります。レイヤーをもっと増やす事も可能です)
オブジェクトは2つのレイヤーにそれぞれ配置された状態です。

この2つのレイヤーが上下に重なって、上から自分が見ていると考えると理解しやすいです。

重なった状態で見ると

レイヤーパレットを見てみます。

上下にレイヤーが計2つ存在しています。
上にあるレイヤー(レイヤー2)が上の階層にあるので画面上の前面にオブジェクトが表示されることになります。 逆に下にあるレイヤー(レイヤー1)は背面にオブジェクトが表示されることになります。
では、オブジェクトの1つを選択してみましょう。
ためしに右上のピンクの円を選択してみました。

すると、レイヤー2の右側にマークが表示されました。
つまり、このオブジェクトはレイヤー2に配置されているということになります。
ちなみに、レイヤーに設定された色が表示されるのですが、この色はレイヤー左側でも確認できます。 そして、選択したオブジェクトのバウンディングボックスをみると同じ色になっているので大変分かりやすいです。
今度はオレンジ色の四角を選択してみます。

レイヤー1にマークがつきました。バウンディングボックスの色もレイヤー1の水色になっています。 これで、この四角はレイヤー1に配置されている事がわかります。
では、別々のレイヤー上にあるオブジェクトを同時に選択したらどうなるでしょうか?

レイヤーパレットを見ると両方のレイヤーにマークが表示されています。 これだとどちらのオブジェクトがどのレイヤーにあるのかわかりません。
しかし、オブジェクトのバウンディングボックスの色を見るとどのレイヤーに配置されているかわかります。
これを踏まえて今度は全てのオブジェクトを選択してみます。

先ほどと同じで、レイヤーパレットは両方にマークが付き、オブジェクトはそれぞれレイヤーごとの色でバウンディングボックスが表示されています。
コレを見るとオブジェクトのうち、ピンクの円3つが「レイヤー2」、残りのオレンジ四角と黒い星が「レイヤー1」だとわかります。
今回はこれで終了です。
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