よくチラシなどのタイトルの背景にアーチ状リボンの背景があります。
下の画像のような背景素材です。

今回そのリボンをIllustratorCCで制作してみました。
リボンの真中部分にあたる長方形を作ります。
長方形ツールでとりあえず赤色で作成しました。

長方形を右方向にShift+Ctrl+Altでドラッグします。
これで右方向に水平に長方形がコピー&ペーストされます。

コピペした方の色を変えます。
元の長方形とコピペした長方形が同じ赤色だと見分けが付きにくいので少し赤茶っぽい色に代えてみました。

リボンの端の形を作ります。
正方形をつくります。
見分けがつきやすいように黒色で正方形をつくりました。

この黒色正方形を回転ツールで45度回転させます。
(正方形を選択した状態でツールボックスの回転ツールをダブルクリックします。)

回転のダイアログが表示されます。
角度を45度に設定してOKします。

赤茶の長方形と黒色正方形を選択して整列ツールで垂直方向に整列させます。

2つのオブジェクトが重なりました。
パスファインダーの前面オブジェクトで型抜きをします。

これで、黒い部分が型抜きされて、赤茶色の両端がのこります。

赤茶色の右側を削除します。

ダイレクト選択ツールで選択して、削除はDeleteもしくはBackspaceを押せば可能です。(編集→消去でも可)

赤茶色オブジェクトをずらします。
赤色長方形と重ね、少し下にずらした位置ぐらいにするとちょうどよいかと思います。

赤色長方形を選択して、重ね順を最前面に変更します。

最前面になりました。

リボンの端をもう一つ作ろうと思います。
先ほど作成した赤茶色のオブジェクトをコピー&ペーストします。
(Shift+Ctrl+ALTでドラッグ)

コピペした方のオブジェクトの向きを変えます。
オブジェクトを選択のうえ、リフレクトツールをクリック、ダイアログが表示されます。

ダイアログの設定を「水平」、「90度」にしてOKします。

オブジェクトが反転されました。

3つのオブジェクトをすべて選択した状態で「整列」→「水平方向等間隔に分布」をクリックします。

3つがバランスよく整列されました。

3つのオブジェクトをグループ化します。

グループ化されたオブジェクトを選択して「効果」→「ワープ」→「円弧」を選びます。

ダイアログが表示されました。

設定を「円弧」、「水平方向」にします。
プレビューにチェックを入れます。
すると、設定がオブジェクトのプレビューに反映されます。「カーブ」のスライダを調整しましょう。今回は25%にしています。

OKを押します。

オブジェクトを選択して「オブジェクト」→「アピアランスを分割」をクリックします。

これで、アウトライン化されたリボンの素材ができあがりました。

これでリボン作成は終了です。
さらにリボンに線をつけたり、影をつけたりアレンジすると凝ったリボンっぽくなります。
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