線幅ツールで線幅の太さを箇所ごとに変える
1本のパスを引いて、線幅が太い箇所や細い箇所を作ります。 線は、通常同じ太さですが「線幅ツール」を使えば太い箇所、細い箇所を作ることが出来ます。 ※古いバージョンのIllustratorでは、アウトライン化して変形させたりしていました。
こういう線を、
こんな感じにすることができます。
では、「線幅ツール」を使ってみようと思います。
パスを引く
パスを引きます。今回線幅ツールの変化がわかりやすいように、線幅を大分太くしました。
パスを選択します。
ツールボックスにある「線幅ツール」を選びます。
ポイントを増やす
「線幅ツール」の状態で、マウスを動かしパス上に重なるとポイントが表示されます。
ポイントを増やしたい箇所でドラッグします。 今回は、外側(画面上部)にドラッグしてみます。
すると、ドラッグした分だけその箇所の線幅が太くなります。 逆に、内側にドラッグすると線幅は細くなります。
では、もう一箇所ポイントを増やしてみましょう。 先ほどのポイントより右側で外側にドラッグしてみます。
このように線幅ツールを使うと様々な太さに線幅を変化させる事が出来ます。
パスに対して垂直な線にする
パスに対して垂直な線の箇所を作ってみます。
ポイントを左にあるポイントと重なるまで左にドラッグしていきます。
ポイントが重なる所までドラッグすると、狭い線幅から太い線幅までの垂直な線が引けます。
線幅ツールを使うとこのような色んな形状の線にすることが可能です。
線幅ポイントを編集する
「線幅ポイントを編集する」ダイアログで、いろんな設定が可能です。
まず、ポイントをダブルクリックします。
ダイアログが表示されました。 試しに「側辺1」の数値を変更してみます。 側辺1を13mmにしてみました。
線の上部だけ太くなりました。 逆に「側辺2」だけ数値を増やすと、線の下部のみ太くなります。
「全体の幅」の数値を増やすと、太さ全体が太くなります。
今度は「側辺1」と「側辺2」の右側にあるリンクのボタン(鎖のようなマーク)をクリックします。
これで側辺1と側辺2の数値がリンクされた状態になります。 なので、片方の数値を増やしたり減らしたりすると、比例してもう一方の数値も増減します。
今回、片方を12mmに変更したら、もう一方も自動的に12mmになりました。 では、リンクのマークをもう一度クリックして、リンクしてない状態にしてみましょう。 そして、片方の数値を変更してみます。
両方12mmだった所を、側辺1だけ14mmにしました。
そして、再度リンクのボタンをクリックします。 リンクされた状態で、側辺1の数値を18mmに増やしました
すると、同じ比率で側辺2も自動的に数値が増えます。 もちろん、全体の幅も大きくなります。
隣接する線幅ポイントを調整する
この画像の線幅を一箇所かえてみます。
左側にあるポイントの「側辺1」の数値を増やしてみます。
ポイントの上部のみ線幅が太くなりました。 今度は「全体の幅」の下にある「隣接する線幅ポイントを調整する」のチェックボックスにチェックをいれます。
前回と同じように「側辺1」の数値を増やして線幅を太くします。
隣接する他のポイント部分の太さも変わるので便利ですね。
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