パスにグラデーションをかける
昔のIllustratorでは、パス(オブジェクトの線)にグラデーションをかけるにはアウトライン化した後にグラデーションをかけていました。
過去記事:パスのアウトライン化
CS6以降からは、アウトライン化しなくてもグラデーションをかけることが可能です。
●パスにグラデーションをかける
今回は、下のようなパスを引いてみました。
このパスに、グラデーションをつけます。
方法はいたってシンプルで、塗りにグラデーションをかけるのと同じ要領です。
過去記事:グラデーションの使い方
アウトライン化せずにグラデーションをかけることが出来ました。
●グラデーションパネルの「線」を切り替える
グラデーションパネルをみると、今の設定は「種類」が「線形」になっています。
そして「線」が「線にグラデーションを適用」になっています。
今度は、グラデーションパネルの「線」を「パスに沿ってグラデーションを適用」にしてみましょう。
(「線」の真ん中のボタンをクリックします。)
すると、グラデーションが線に沿って次第に色が変わるようなグラデーションに変える事が出来ます。
今度は、「線」の右側のボタン「パスに交差してグラデーションを適用」をクリックしてみます。
グラデーションの向きが変化しました。。
この様に「線」のボタンを切り替える事でグラデーションのタイプを変更することが可能です。
●グラデーションパネルの「種類」を切り替える
今度は、グラデーションパネルの「種類」を切り替えてみましょう。
「種類」は「線形」と「円形」があり、グラデーションの形を変更できます。
先程は「線形」になっていたので、「線形」をクリックして出てくる項目から「円形」を選びます。
「円形」を選んだので、グラデーションが円形になりました。
水色を中心に、円形にグラデーションがかかっているのがわかります。
では、「円形」で先ほどの「線形」と同じように、「線」のボタンを切り替えてみます。
円形で「線」を「パスに沿ってグラデーションを適用」にする
円形で「線」を「パスに交差してグラデーションを適用」にする
それぞれ「線」のボタンを切り替えるとグラデーションが変化します。
●グラデーションの角度を指定する
グラデーションパネルの「線」の下に「角度」の項目があります。
角度に数値を入れるとグラデーションの角度を変えることが出来ます。
60度に設定すると60度の角度でグラデーションの向きが傾きました。
●グラデーションの種類「円形」の円を変化させる
角度の下に「縦横比」という項目があります。
「縦横比」は「種類」が「円形」の時のみ使用できるようになります。
縦横比の%に数値を入れると、グラデーションの円形の形が変化します。
縦横比の%を大きくすると、横幅に対して縦が数値分大きい楕円になります。
逆に%を小さくすると、縦幅が小さくなるので横長な楕円になります。
●今までの設定を踏まえて、四角いオブジェクトの線にグラデーションをかけてみました。
この様に様々なグラデーションを線に簡単に適用できるので大変便利です。
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