この記事はIllustrator8や9についての記事になります。
IllustratorCCでは別の方法(アピアランス機能で縁取りで字が細くならないようにする方法)があります。
IllustratorCC使用で文字の縁取りをする方法は「アピアランスを使用して文字に線(フチ)を付ける」の記事をご覧ください。
文字(フォント)のふちどり方法については、「塗り」と「線」で行う方法を以前紹介しました。
その方法で簡単にふちどり文字はつくれますが、その場合、文字が本来の大きさではなく、細い文字になっている事に気が付きませんか?
ふちどりしていない(塗りだけで線がない状態)では普通なのに、ふちどりすると文字が細くかっこ悪くなってしまう。

文字の縁取りが細くなる原因
この原因は、ふちどり(線)の解釈にあります。
文字にふちどりを付ける場合、文字の外側と内側に均等に線を付けるようになっているのです。
たとえば、1ptのふちどりなら、外側に0.5pt、内側に0.5ptといった感じです。そのため、本来の文字の形が、0.5pt分細くなってしまうのです。
すこしぐらい細くなるなら、まだ良いですがもし10ptなどとフチドリを太くしたい場合は、大変なことになります。
そんな問題を解決する方法があります。
- 文字を塗りだけ(線なし)にする。
- 文字をコピーして、背面にペーストする。
- 背面にペーストされた文字にフチドリをつける。
たったこれだけです。
文字が重なっているため、前面の文字にフチドリがついているように見えます。しかも文字は細くなっていません。
注意点としては、文字を移動したり、変形したりするとき前面の文字だけ移動させてしまったり、変形させてしまったりという事がありますので、前面の文字と背面の文字はグループ化しておいた方が安心です。
追記
バックにある文字のフチは、パレットの「線種」で「線端の形状」を丸い形に、「角の形状」を真ん中の丸い形にしておくと見た目が良くなります。

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