オブジェクトの拡大や縮小時に、線幅や角も拡大・縮小する

オブジェクトの拡大や縮小時に、線幅や角も拡大・縮小する方法(もしくは拡大縮小させない方法)

オブジェクトを拡大、もしくは縮小する場合に線幅や角丸などの効果が思い通りにならない場合があります。例えば、拡大した時に同じ比率で線幅も太くなってほしいのにならない。

逆に、線幅は同じ太さのままであってほしい場合もあります。また、角丸なども同様で同じ大きさを維持したい場合と、大きくなってほしい場合があります。

例1
拡大で角丸の大きさが同じ

↑下のオブジェクトを拡大して上部にペーストしました。これは、オブジェクトを拡大しても、線幅・角丸の大きさが、同じです。

例2
線幅や角丸も拡大

↑次も同じように下のオブジェクトを拡大して、上にペーストしました。しかし、前回のパターンと違い、線幅や角丸も拡大されています。

自分がしたい方にならない場合は、「環境設定」を見なおしてみましょう。

Illustratorのメニュー「編集」から「環境設定」→「一般」をクリックします。

環境設定の一般

ここではいろんな設定ができるのですが、今回は、線幅や効果が、拡大・縮小時にも変わらないようにします。

線幅と効果も拡大・縮小

中央部にチェックボックスの項目が複数ズラッと並んでいます。右下の項目に「線幅と効果も拡大・縮小」があります。

チェックを外す

ここのチェックを外します。「OK」をクリックして環境設定を閉じます。オブジェクトを拡大してみましょう。線幅や、角丸の大きさが元の大きさと変わらない事が解ります。

線幅や、角丸の大きさが元の大きさと変わらない

逆に、同じように環境設定の一般を開き、今度は「線幅と効果も拡大・縮小」のチェックボックスにチェックを入れてみます。前回チェックを外したため「線幅と効果も拡大・縮小」にチェックが入ってない状態になっています。

線幅と効果も拡大・縮小にチェックが入ってない

クリックしてチェックを入れます。

チェックを入れる

「OK」をクリック。

オブジェクトを拡大してみます。

線幅や角丸の大きさも拡大された

今度は、オブジェクトの拡大と比例して、線幅や角丸の大きさも拡大されている事が解ります。

今回は、「線幅と効果も拡大・縮小」だけを設定してみましたが、その他にも、環境設定で用途に合った設定をすることで、作業がとても楽になります。環境設定は、上部にある「環境設定」のボタンをクリックしても表示させる事ができます。

環境設定のボタン

ちなみに、もっと楽に速く環境設定を開くには「環境設定」→「一般」のショート・カット「Ctrl」+「K」を使うと大変便利です。

広告


この記事へのコメント


この記事へのトラックバック

広告