前回、自分で設定したアピアランスを使用して文字に線を付けてみました。(前回アピアランスを使用して文字に線(フチ)を付ける)
このアピアランスを使用したい時に毎回設定するのは面倒です。
アピアランスをグラフィックスタイルのライブラリとして保存すれば、自分のお好みのアピアランスをグラフィックライブラリを呼び出す事で簡単に再利用できます。
1 アピアランスをグラフィックスタイルに追加する
前回設定したアピアランスをグラフィックスタイルに新規で登録します。
アピアランスのパネルに前回のアピアランスが設定されている事を確認します。
アピアランスが無し、もしくは違うアピアランスになっている場合は、前回のアピアランスを適応した「あいうえお」のテキストを選択すると、アピアランスのパネルに表示されます。
「グラフィックスタイル」のパネルが表示されます。
グラフィックスタイルのパネルの右上メニューから「新規グラフィックスタイル...」を選択します。
グラフィックスタイルオプションというダイアログボックスが出てくるので、スタイル名に自分のわかりやすい名前をつけて「OK」します。
初期設定ではスタイル名は「グラフィックスタイル」になっています。
ちなみに今回は「赤い塗り線青オレンジ」と名づけてみました。「OK」します。
グラフィックスタイルに「赤い塗り線青オレンジ」という名前でスタイルが追加されました。
ちなみに、マウスをスタイルに合わせると名前が表示されます。また、表示方法を変えて名前で表示させることも可能です。
2 グラフィックスタイルからアピアランスを文字に適応させてみる
では、試しにこの追加した「赤い塗り線青オレンジ」のグラフィックスタイルを文字に適応してみます。
今回は、前回アピアランスを適応させた「あいうえお」の下に新たに「かきくけこ」と文字を打ってみました。
「かきくけこ」を選択した状態で、グラフィックスタイルの「赤い塗り線青オレンジ」のスタイルをクリックします。
「かきくけこ」の文字に「赤い塗り線青オレンジ」グラフィックスタイルのアピアランスが適応されました。
3 グラフィックスタイルをライブラリとして保存する
では、この追加したグラフィックスタイルが、毎回使用出来るようにライブラリとして保存してみます。
グラフィックスタイルのパネル右上から「グラフィックスタイルライブラリを保存...」を選択します。
自分のお好みのファイル名(xxxxxxxx.ai)を付けて保存をします。
今回は、名称未設定のまま保存してみました。これで、先ほどのグラフィックスタイルが「名称未設定-1」というグラフィックスタイルライブラリとして保存されました。
4 保存したグラフィックスタイルライブラリを開く
先ほど、保存したグラフィックスタイルライブラリを開いてみます。グラフィックスタイルのパネル右上から「グラフィックスタイルライブラリを開く」を選び複数項目の中から「ユーザー定義」を選ぶと、自分が過去に保存したライブラリが表示されます。
自分の保存したライブラリの中から開きたいライブラリを選んでクリックします。今回は先ほど保存した「名称未設定-1」をクリックします。「名称未設定-1」という名前のパネルが表示されました。
パネルの中身をみると、「赤い塗り線青オレンジ」があるのがわかります。これで、文字やオブジェクトを選択して「赤い塗り線青オレンジ」をクリックすればアピアランスが適応されます。いつでも、自分の設定したお気に入りのアピアランスが使用できるので大変便利です。
追記
ちなみに、新たにグラフィックスタイルをライブラリとして保存する時に、同じ名前で上書き保存すると、以前のライブラリが上書きされてしまうので気をつけましょう。
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