パスのアウトライン化

以前、文字をアウトライン化する方法と必要性についての記事を掲載しました。
文字をアウトライン化する

今回はパスのアウトライン化について書いてみようかと思います。
パスをアウトライン化するという事は、外側の輪郭の部分がパスになります。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、簡単に言うと、オブジェクトの「線」にあたる部分が「塗り」になります。
つまり、すべてが「塗り」の状態になります。
たとえば、四角いオブジェクトを作成して黒色の線を付けてみます。

黒色の線の四角

そのオブジェクトを選択した状態で、上部メニューの「オブジェクト」から「パスのアウトライン」をクリックします。
パスのアウトライン

すると、四角の線の部分が「塗り」になります。
線の部分が塗りになった四角

ためしに、四角を選択して横にずらしてみましょう。
元の塗り部分をずらす

すると、四角と、黒色の枠のようなオブジェクトに分かれました。

黒色の枠は、塗りで出来ており、真ん中が切り抜かれたような状態になっています。

このように、パスのアウトライン化によって塗りのみのオブジェクトにすることができます。

ためしに、先ほどの黒い枠のようなオブジェクトは、もうすでに塗りのみの状態なので、さらに線をつけてみる事も可能です。
線を付ける
パスのアウトラインは、もちろんペンツールや鉛筆ツールで引いたパスでもアウトライン化できます。
ペンツールで引いたパス
ペンツールでパスを引いてみました。

鉛筆ツールで引いたパス
次は鉛筆ツールでパスを引きました。

両方のパスを選択して、同じ要領で「パスのアウトライン化」をする事が可能です。
もちろん、アウトライン化した場合、塗りのみの状態になっているので、線を新たに付ける事も出来ます。
アウトライン化したパスに線を付けた
作りたいオブジェクトによっては、パスのアウトライン化は結構便利です。

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