イラストレーターで、オブジェクトを作成する時の方法を書いてみます。
なにかオブジェクトを作成する際、それが実際に存在する物だったりすると見本とする事ができるから作りやすいです。
イラストを手描きで描ける方なら良いのですが、私は手描きが下手なのでイラストレーターの機能に頼りきりで作成しています。ただ使用の際Illustrator独特のクセがあるので多少コツが要ります。
個人的には何かイラストを作成する時に考えるのは、
・完成品を考える
完成品の画像などがあるとイメージしやすいです。
なくても、ごく一般的なものであれば、だいたい完成をイメージできるかと思います。
・部品を考えながら作成する
完成品をイメージして、イラレ上で部品をつくりながら、どうやったら部品をシンプルに作れるかを考える といったことです。
イラストにする場合、イラストのタイプにもよりますがシンプルな線のものが多いです。 自分の場合、ペンツールや鉛筆ツールも使いますが、頻度としてはパスファインダや、四角形や多角形、楕円などのツールが多かったりします。そうする事で、できるだけシンプルでなめらかなパスでできたイラストをつくりやすいです。
例として最近作ったきつねうどんのイラストで考えてみます。
ごく一般的な食べ物なので完成品はイメージしやすいです。
・完成品のイメージから大雑把に部品に分けてみる
この場合、器、麺、汁、かまぼこ、油揚げ、ネギといった具合に大雑把に分ける事ができます。
・各部品の重なり具合を考える
イラストレーターは、パスで線が描ける、パスをつなげて囲んだ面に塗り、線が付けられる、という特性があります。
器と器に入った汁は、別々にパスで作成されているのでそれぞれ違う色で塗りを指定することができます。 器の曲線部分と汁の曲線部分はおなじ曲がり具合でないと、不自然になってしまうので、同じ楕円を縮小して汁をつくる必要が出てきたりします。
では、イラストを作ってみます。
器のイラストを作る
まず、一番外側の輪郭でもある器をつくります。
今回は、器と一緒に汁もセットで作っていきます。
なぜ、セットで作るかと言うと、汁の曲線と器の曲線が同じ曲がり具合である、そして器の内側の曲線と汁の下側の曲線がピッタリ重なっていなければならないのでセットで作った方がうまくいきます。
部品である器も、さらに細かい部品で作られています。
なので、器を作るために部品を作り重ねていきます。
実際に、器と汁を細かく部品で分けるとこんな感じです。
1.まず、基準となる水色の楕円を作ります。
器のフチにあたる部分です。
そして、器の下の藍色部分を作ります。
その為に、水色の楕円をコピー+前面ペースト。
ダイレクト選択ツール(白ポインタ)で楕円の下方向のアンカーポイントを選択してShiftを押しながら真下にドラッグしていきます。
わかりやすいように色を藍色にして、「オブジェクト→アレンジ→最背面へ」をします。
2.器の底部分を作る
藍色部分の下部曲線が少しきつめなので、ペンツールの「アンカーポイントの切り替えツール」で下のアンカーポイントをSift推しながら水平にドラッグします。
3.器の内側を作ります。
水色の楕円をコピー+前面ペースト。
「Sift+Ctrl+Alt」を押しながら少しだけ縮小して、色は白色にします。
(縮小した分が器の厚さにあたります。)
白い楕円をShift押しながら、やや上にドラッグします。
(うまくずらせない場合は「編集」→「環境設定」→「一般」→「キー入力」で「0.1mm」と入れると、楕円を選択してキーボードの矢印で0.1mmずつずらすことが出来ます)
※ やや上にずらす事で、遠近感が出ます。
4.汁の部分を作ります。
白い楕円をコピー+前面ペーストを2回します。
(計3つの白い楕円が重なってる状態になってます。)
一番上の白い楕円の色を薄い茶色にします。
Shiftおしながら真下にドラッグします。
茶色にした楕円とその下の白い楕円の両方を選択します。
パスファインダの「交差」をクリックします。
器に入った汁ができました。
麺のイラストを作る
5.麺を作ります。
麺は器などと違いグニャグニャした線なのであえて、ペンツール、もしくは鉛筆ツールでてきとうに描きます。
実際には、先ほど作った「汁+器」をグループ化してロックをかけ、その上で麺部分を作ると丁度いい範囲に麺が作れるかと思います。
麺っぽく色はかなり薄い黄色にしました。
描いたパスの「線種」の「線端の形状」と「角の形状」を丸くしておくと綺麗に見えます。
パスを選択して、「オブジェクト」→「パス」→「パスのアウトライン」を選ぶと、アウトライン化されます。
アウトライン化すると、薄い黄色部分が「塗り」になるので、線を付ける事が可能になります。
今回、グレーの線を付けてみました。
適当にコピー+ペースト、斜めにしたりして量を増やし麺っぽくします。
具のイラストを作る
6.今度は油揚げをつくります。
先ほどの「麺+汁+器」をグループ化しておき、ロックをかけておきましょう。
そのうえで、麺の上に油揚げを作ります。
油揚げは四角っぽいですが、麺と同じで輪郭の形状がグニャグニャしています。
なので、ペンツールや鉛筆ツールなどで適当に輪郭を作ります。
油揚げっぽいキツネ色にします。
ペンツールで下部分を適当に囲います。
油揚げと囲んだパスを選択して、パスファインダの「分割」をします。
分割後、囲いのパスの下にはみ出てるパスを削除します。
油揚げの下部分だけ、濃いめの色にします。
油揚げができました。
うどんっぽくなってきました。
7.次は、かまぼこ作ります。
白い正円を作ります。
正円の下のアンカーポイントを削除します。
左右のアンカーポイントをダイレクト選択ツールで掴んで、「オブジェクト→パス→連結」で連結させます。
コピー+前面ペーストします。
Sift押しながら、下方向に縮小します。
大きい方に、薄いピンク色をつけます。
かまぼこ出来ました。
後は、回転ツールですこし斜めに傾けます。
コピー+前面ペーストして、下方向にドラッグします。
だいぶ完成に近づいてきました。
8.ネギ作ります。
基本、ネギは同じ形のオブジェクトを縮小したり、斜めに傾けたりしてるので、1個作ればコピーでたくさんつくれます。
楕円を2つ上下にズラした状態で重ねます。
もう一つ同じ物をコピー+ペーストします。
片方はパスファインダの分割をします。
もう片方は、上の楕円の下アンカーポイント、下の楕円の上アンカーポイントを削除します。
それぞれのパスを連結します。そして、塗りなし、線を緑にします。
両方のオブジェクトを選択して、整列で、「下ぞろえ」+「左揃え」をします。
オブジェクトが重なりました。
分割の方のオブジェクトの塗りを黄緑、線なしにします。
ただし、分割の真ん中だけ線を緑、塗り無しにします。
ネギができました。
ちなみに、合体させた方のオブジェクトは前面です。
もし、線が細かったりする場合は、背面にある可能性があるので前面にします。
※パスをダイレクト選択ツールで微妙にゆがませたりすると、もっとネギの切り口っぽくなります。
斜めにしたり、縮小してコピー+ペーストでネギの量を増やします。
完成しました。
人によって作り方は違ったりするかもしれないのであくまで参考までに。
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この記事へのコメント
DenGurAnand
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