ナイフツールを使ってみます。

イラストレーターのツールボックスの下の方にある、ナイフの形したものがナイフツールです。
この部分は、ハサミツールとナイフツールが切り替えられるようになっているので人によっては、ハサミのマークのハサミツールが表示されているかもしれません。
その場合、ハサミのマークを長押しすると、ナイフツールのマークが出てきますので、ナイフツールを選択して切り替えてください。
ナイフツールは、作ったオブジェクトをナイフで切るように別々に分けることができます。
いろんな図形を簡単に切り分ける事ができるので便利です。
実際に使ってみます。
今回、解りやすいように一つ題材を決めて、それに沿ってナイフツールを使ってみます。
題材:「ハートに矢がささったデザイン」を作ってみる
上のような完成品を目指します。
まず、ハートと矢のオブジェクトを用意します。
ハートと矢は適当に作りましたが、以前ハートの作り方を載せたので参考までにリンク→「パスファインダを使ったイラスト制作の方法」
矢は3つの部品でできており、グループ化したものです。
ハートと矢を重ねてみます。
回転ツールで、矢を適当に回転させてななめにします。
矢をポインタで選択した状態にし、ナイフツールを選択して矢の真ん中の辺りをドラッグします。
ちょうど、ナイフで切るような感覚でドラッグします。
すると、矢のナイフツールで切った部分にパスができます。
つまり、矢の真ん中で半分にしたような感じです。
ですが、実際には矢はグループ化されているので、矢自体の見た目は変わりません。
グループ解除して部品ごとにバラバラにすると解りやすいかと思います。
矢を選択して、「オブジェクト」→「グループ解除」をします。
これで、矢は部品ごとにバラバラの状態になりました。
先ほどナイフツールを使ったので、上の画像のように一部分を選択することができます。
今回は、矢が突き抜けているデザインにしたいので、選択した部分をハート図柄の裏側に持っていきたいと思います。
選択した部分を「オブジェクト」→「アレンジ」→「最背面」で一番背面に持っていきます。
これで、ハートを矢が突き抜けたデザインが完成しました。
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