何でもない様なデザインのものでも意外とイラストレーターで制作しようとするといろいろ考えてみないとできなかったりします。
追記:新しいバージョンのIllustratorを使用すると(IllustratorCC)下記のような事が簡単にできる機能が付いています。
簡単な例として、穴の開いた円に棒が突き抜けたようなデザインの作り方を考えてみます。
パスファインダの分割を使えば、正円と棒の形を選択、分割→各パーツの色を変える、といった具合で円を棒が突き抜けてる図形が作れます。
しかし、ここでは、ちょっと面倒ですが、パスファインダの背面オブジュェクト切り抜きや、全面オブジュェクト切り抜きを使って同じものをつくってみます。作り方の方法はいろんな方法が考えられるという意味で、紹介します。
実際につくる際は、パスファインダの分割の方がラクにできるので分割使った方がいいです。作り方は1つではないということを意識するために方法を書いてみました。
穴あきの円を作ります。
棒(長方形)を作り、適当に回転します。
これで、円と棒を重ねてみても突き抜けたようなデザインにはなりません。
おそらく下図のようになります。
このままだと重なってる円と棒で、突き抜けていません。
ここでパスファインダを使います。
円をコピー&前面ペースト、棒もコピー&前面ペースト。
片方の棒を、円で切り抜きます。(パスファインダの背面オブジェクトで切りぬき)
切り抜いた棒の下の部分を白ポインタでつかんで消します。
この時点で、まだ切り抜いた棒の下に、ふつうの棒が重なっているので見た目上は変わりません。
次に、今作業した、棒(切り抜いた棒)をロックします。
円の中心ぐらいを目安に四角をつくります。
下の棒を一緒につかんで、パスファインダ前面オブジェクトで型抜きをします。
これで、突き抜けたようなデザインになりました。
ずれないようにグループ化して完成です。
一見、円と棒ひとつずつのデザインに見えますが、実際の完成品をグループ解除してみると3つの部品にわかれます。
こんな感じの部品で分かれます。
この方法以外にも、パスァインダを使えば、同じようなことがいろいろできます。
そして、他の機能を組み合わせることでいろんな形が制作できます。
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