年賀状をイラストレーターで作るときの準備についてです。
年賀状を作成する場合、印刷所にて印刷する場合はカラーモードをCMYKで作成します。一般的な家庭用のプリンター(PostScript非対応)で年賀状をプリントする場合はRGBで作成します。CMYKやRGBの説明はこちら
追記
この記事は2010年12月23日に載せた少し古い記事なので、
新しいバージョン(CC2017)にて年賀状作成する準備の記事を更新しました。
またIllustratorのフチ無し年賀状のプリントをすると、デザインが拡大される、白い余白が出来るなどうまくいかない事が多いので、プリンターでフチ無し年賀状をプリントするを更新しました。
1 まず、ハガキサイズの四角をつくります。
今回はハガキという事で100mm、148mmで作ります。
2 四角を選択した状態で「フィルタ」→「クリエイト」→「トリムマーク」をクリックすると四角にトンボが付きます。 ※印刷所に印刷依頼せず一般的な家庭用のプリンタでプリントする場合はトンボを付けなくても大丈夫です。
メニューの「フィルタ」の項目はCS4以降廃止されました。CS4以降は「トリムマーク」を選択するにはメニューの「効果」→「トリムマーク」で選ぶことができます。
トンボとは四角の四隅に付くマークですが印刷範囲の目安になるものです。背景色がついてる場合などは四角をはみ出してトンボの位置まで背景色を伸ばすことで印刷ミスを防ぐ事ができます。トンボの説明はこちら
3 背景色を敷く
背景に色をつける場合に最背面に四角を作ります。
今回は、緑色にしてみました。
最初作ったハガキサイズの四角より大きく作ります。
トンボを目安にすると良いでしょう。
ハガキサイズより、背景用四角を大きくする理由は、僅かなズレによって背景色が途切れるのを防ぐためです。
例えば、この場合、ギリギリで作って、1mmズレたら1mm分の白い背景が端っこに出来てしまいます。
余分に大きく背景をつくっておけば大丈夫ということになります。
家庭用プリンタでプリントする場合は特に背景を大きくする必要はないかと思います。
- プリンターの設定がフチありの場合、多少白い隙間が出来ても白フチ幅が気づかない程度に拡がるだけな為。
- フチ無しの場合、プリンターの設定上ややデザインが拡大される事でフチ無しが実現されています。なのでハガキサイズギリギリの背景色でも隙間ができる事はおそらく無いでしょう。
4 年賀状の内容をつくります。
お好みにあわせて内容を作ります。
この場合、富士山をつくてみましたが、背景四角と同様にトンボの位置まで大き目につくってあります。
5 アップしてみるとトンボはこんな感じです。
こんな感じで、トンボ目安に背景をつけています。
6 印刷やプリントする場合、ハガキサイズの四角の黒い線があるとまずいので、塗りなしにします。
ざっとこんな流れで年賀状を作成します。
プリントするときは、ハガキサイズの四角にあわせましょう。
プリントの場合はトンボ無しでもオーケイです。
印刷に出す場合は、通常トンボは要ります。
印刷所に納品する場合はテキストのアウトライン化します。※文字化けやデザインが崩れる防止のため。
印刷所によってそれぞれ納品の際の決まりごとがあるので調べてから納品します。
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この記事へのコメント
こちはる
大変たすかりましたー!
管理人BB
コメントありがとうございます。
お役にたててよかったです。
なかなか頻繁には更新できませんが、
またブログを見にきてもらえたらうれしいです。